旅の途中

雨 滴 


SONY NEX-7 / SUMMILUX-M 50mm ASPH / MILANO / 2013

Foggy Galleria 


LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm ASPH








LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm ASPH / MILANO / 2013

ローマ追懐 #3 


RICOH GR DIGITAL3 / 2011年
かつてローマの玄関口といわれたポポロ広場ではオベリスクに向き合う形で二つの教会が並んでいる。通称「双子の教会」。非常に似ているが、よく見ると微妙に異なってもおり、それぞれ独立した別個の教会である。ガイドブックやネットの情報によれば、内部は残念ながら見学不可となっている。ところがである。近づいて行ってみると、向かって左の教会のドアが開いていたのである.....



RICOH GR DIGITAL3
中に入ってみると、なんだか様子がおかしい。礼服を着た人達が祭壇のほうに集まっている。しかしカジュアルな服装の人達も大勢いるので、これは一体どうしたことだろうといぶかりながら右側の通路をそっと進んでいった。そうしたら祭壇には棺が置かれ、参列者らが別れを告げているところだった。ぼくはびっくりして引き返したが、そのとき、得も言われぬ柔らかい光が差し込んで中央の画(恐らくポポロのマドンナ)を浮かび上がらせた。とっさにこの1枚を撮ったが、非公開の教会にのこのこ入って行って、厳粛な葬儀の場を汚してしまったという申し訳なさと悔恨、そしてもう二度と出会えぬかも知れぬあの光を M8.2 で撮りたかったと..... そうした思いがこの写真を見るたびに甦ってくるのである。

ローマ追懐 #2 


LEICA M8.2 / SWH 15mm F4.5Ⅱ / 2011年
ローマ四大聖堂の一つに数えられるサンタ・マリア・マッジョーレ教会には、馬小屋で生まれたばかりのキリストが寝かされた馬槽の木片(まぶねのかけら)が安置されている。この教会でフレーミングに難渋することはなかったが、暗所での撮影が多かったため M8.2 の高感度ノイズの多さには泣かされた。たとえばこの写真の中心部は ISO640 で こんな具合 である。今どきの CMOS なら ISO 6400 でもここまでひどくはあるまい。ただ当時の CCD の水準としては仕方のないものだったと納得している。とは言え、いつかローマを再訪することがあれば α7s のような暗所に強いカメラがあるといいなぁ、などと夢想している。

ローマ追懐 #1 


LEICA M8.2 / SWH 15mm F4.5Ⅱ / バチカン / 2011年
APS-H センサーの M8.2 に 15mm を装着するとちょうど 20mm の画角になる。写真はサン・ピエトロ大聖堂の正面奥に位置する司教座で、大聖堂全体のごく一部に過ぎないが、それでも尚 20mm を持ってしても思うようにフレーミングできず四苦八苦した。ましてこれよりも遥かに高く、天を抜くかのような超巨大クーポラをまともにフレーミングすることなど全くもって不可能で、自分の力量不足と機材の非力さに地団太を踏んだものだ。その後、多少の経験を積み、フルサイズの 12mm を手にした今ならどんな写真が撮れるだろうかと、思いは再びローマへと飛んでいる。

朝日の誘惑 


LEICA M8.2 / SWH 15mm F4.5Ⅱ / 2011-9-24 / ROMA
サン・ピエトロ広場に朝日が差し込んできた。10万人を収容できるこの巨大な広場もまだ人影はまばらである。



LEICA M8.2 / SWH 15mm F4.5 Ⅱ
バチカンの職員らが出勤してきた。遠慮会釈もなく正面から撮ってしまったが、今にして思えばいささか礼節を欠いた行為だったかもしれない。



LEICA M8.2 / Ultron 28mm F2
宮殿の入り口に眩ゆいばかりの朝日が差し込んだ時、いつも二人一組でここを守っているスイス衛兵の姿はなく、鉄扉が開け放たれたままになっていた。なんという僥倖! すぐにでも階段を駆け上がり、扉越しに宮殿内部を撮りたい! ....... という誘惑を抑えるのは誠に大変だった。いくら写真馬鹿の自分でもそこまで馬鹿に徹し切れなかったという、そういう思い出の1枚であります。

ベルガモの至宝 後記 


LEICA M9-P / UWH 12mm F5.6 / コッレオーニ礼拝堂 / ベルガモ
この写真は以前「ベルガモの至宝」の一部として掲載したものだが、当時はエントリー全体の色調統一を図る必要性からホワイトバランスをかなり調整し、他の写真に合わせる形でアップした。しかし、この1枚に関して言えば、M9-P が捉えた色はまったく違うものであり、そのことがずっと気になっていた。というのも、しばしば夢に出てくるこの映像はいつも決まってオリジナルの色、つまり今日ここに示す蒼ざめた色で始まり、蒼はやがて灰に変じ、最後にはとうとう突き抜けて行ってしまうからである。








礼拝堂の中央に立ち、首も折れんばかりに仰向いてカメラを構えたとき、ぼくはそこに宇宙を見て.....。それは間違いなく宇宙であり、同時にまた人間二千年の歴史を瞬時に見るようでもあった。呆然としてシャッターも切りえず、ああ、なんということだ。体が?魂が?すぅ~っと吸い上げられていき..... 吸い込まれて自分が消えてしまいそうだった。ぼくは慌ててファインダーから目を離して下を向いた。自分にこれは撮れない。絶対に撮れない。そう悟った。その場で少し考えて、セルフタイマーにセットした M9-P を仰向けにして床に置いた。それからすぐに身を遠ざけ、祈るような気持ちで秒刻が過ぎると、コトンッ.... と小さく囁鳴してシャッターが切れた。この写真は自分が撮ったのではなくて M9-P が撮ってくれたものである。きっと死ぬまで忘れない1枚。

MILANO FINAL 


SONY NEX-7 / SUMMILUX-M 50mm ASPH
ミラノを発つ日の未明、ぼくは部屋の天窓を開けてマドンニーナを眺めていた。もうこれでお別れかと思うと胸に迫り来るものがあった。




SONY NEX-7 / SUMMILUX-M 50mm ASPH
やがて東の空に赤味が差してきた。予報では今日も雨だから、朝焼けなど出るはずがないと諦めていたのだが.....




LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm ASPH
おいおい、嘘だろ? 本当に焼けるつもりか? 何ということだ。こんなときに限ってパジャマのままだ。もう着替えてる時間などない。カメラを引っつかんで外に飛び出した。




LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm ASPH
最後の最後に信じられないような朝焼けが..... 
これをもって北イタリア旅行記を終えたいと思います。長い間お付き合いいただきまして誠にありがとうございました。

MILANO #29 


LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm ASPH
ミラノ最後の夜。ガレリアともお別れである。ここには何度通い、何度カメラを構えたことだろう。思いは尽きない。



SONY NEX-7 / SUMMILUX-M 50mm ASPH
リストランテのルーフ越しに聖母マドンニーナを眺めつつ、ワインを1杯、また1杯と重ねてゆく。そして完全に酔っ払って.....



LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm ASPH

MILANO #28 兄妹 


LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm ASPH / ドゥオモ広場にて




MILANO #27 


SONY NEX-7 / SUMMILUX-M 50mm ASPH / 暮れゆくミラノ

MILANO #26 


RICOH GXR MOUNT A12 / UWH 12mm F5.6 / ドゥオモ広場を見下ろす

MILANO #25 


RICOH GXR MOUNT A12 / UWH 12mm F5.6 / ミラノ大聖堂の屋上にて

MILANO #24 


RICOH GXR MOUNT A12 / UWH 12mm F5.6 / ミラノ大聖堂の屋上にて

MILANO #23 


RICOH GXR MOUNT A12 / UWH 12mm F5.6 / ミラノ大聖堂

MILANO #22 


SONY NEX-7 / SUMMILUX-M 50mm ASPH / ミラノ大聖堂

MILANO #21 


LEICA M9-P / UWH 12mm F5.6 / ミラノ大聖堂

MILANO #20 


RICOH GXR MOUNT A12 / UWH 12mm F5.6 / ドゥオモ広場にて / ミラノに来て初めて晴れた!

LAKE COMO #27 


旅立ちの日はまたしても雨。さらば、コモ湖! / SONY NEX-7 / SUMMILUX-M 50mm ASPH

LAKE COMO #26 


コモ湖で見る最初で最後の月



最後の夜を過ごす



LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm ASPH / お世話になったホテルを記念撮影

LAKE COMO #25 








LEICA M9-P / UWH 12mm F5.6 / 今日は最高の天気に恵まれて大満足!

LAKE COMO #24 


LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm F1.4 ASPH / ホテルに戻ってきた

LAKE COMO #23 


RICOH GXR MOUNT A12 / UWH 12mm F5.6 / レンノにて

LAKE COMO #22 


RICOH GXR MOUNT A12 / UWH 12mm F5.6

LAKE COMO #21 


LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm ASPH / この店のワインは最高だった / ヴェツィオにて

LAKE COMO #20 


LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm ASPH / バレンナの古城より



RICOH GXR MOUNT A12 / UWH 12mm F5.6



RICOH GXR MOUNT A12 / UWH 12mm F5.6



RICOH GXR MOUNT A12 / UWH 12mm F5.6 / 絶景かな、絶景かな!

LAKE COMO #19 


RICOH GXR MOUNT A12 / UWH 12mm F5.6



LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm ASPH



SONY NEX-7 / SUMMILUX-M 50mm ASPH



LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm ASPH / バレンナの散策路にて

LAKE COMO #18 


SONY NEX-7 / SUMMILUX-M 50mm ASPH / バレンナの船着場



SONY NEX-7 / SUMMILUX-M 50mm ASPH / バレンナ村



LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm ASPH / 村の路地にて

LAKE COMO #17 聳える山脈 






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LAKE COMO #16 


LEICA M9-P / SUMMILUX-M 35mm ASPH / 晴れの予感