旅の途中

2015 FINAL 



今年も残すところ僅かとなりました。この1年を締めくくるにあたり、拙ブログにお越しいただいた多くの方々に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。先頃言及したように、人に見せるための写真ブログはそろそろ卒業すべきではないのか?ということについて、このひと月ほどいろいろと考えてきました。その結果ですが、こんなブログでも楽しみにしてくださる方々がいらっしゃることを思うと、完全にやめてしまうのはやはり忍びなく、とりあえずは泡沫 UTAKATA のように続けてみようかと思うようになりました。うたかたですから、記事は順次消えてなくなります。それでいいんじゃないかなぁと、妙にサバサバした心境のこの歳の瀬でございます。それでは皆さん、よいお年を!

美しい窓 


LEICA M9-P / SUMMILUX-M 50mm ASPH
北海道の片田舎にだって美しい窓はあったのですね。ベルンを思い出しながら.....



LEICA M9-P / SUMMILUX-M 50mm ASPH



LEICA M-E / APO-SUMMICRON-M 75mm ASPH



LEICA M-E / APO-SUMMICRON-M 75mm ASPH

湖面-氷結前- 


Canon 5D Mark lll / EF70-200mm F4L IS
クリスマスなんだからクリスマスらしい記事を書いてみたいと思ったが、イルミネーションの類を撮るのはどうも苦手で、アップできる写真がない。なので無理をせず、自分らしい写真で降誕日を祝いたい。師走のサロマ湖にて。

夕暮れから夜明けまで 








RICOH GR
いつものホテルのいつもの部屋で読書をして過ごし、時おり窓から外を眺めては写真を撮り、旅カメラは GR が1台あれば十分ではないのか?などと思ってみたりして、気がつくと読書を忘れ、旅と写真とカメラのことばかり考えている自分がいる。

忍び寄る限界 


LEICA M-E / APO-SUMMICRON-M 75mm F2 ASPH
f 2.8 に1段絞ってこのピントの薄さ。齢 55 にして近視遠視に悩まされている今の自分にとっては、生身の視力が要求されるレンジファインダー機を使っている限り、この辺りがピント精度の限界だろうと思う。いつかはノクチ(F0.95)を..... と思っていたが、きっともう無理だろう。

帰り道 


RICOH GR
大学に勤務していた頃は自宅までたった 500m の距離を歩いて帰る気力も体力も残っておらず、毎晩12時前後に家に電話しては家内に車で迎えに来てもらったものだ。当時はタクシーに乗る経済的余裕もなかったしね。それが今では片道 5km の通勤路を小1時間ほどかけてのんびり歩くのが楽しみになっているのだから、人生とは分からないものだと思う。

幻の湯 


RICOH GR DIGITAL-1 / 2005年冬 / 菅野温泉
大雪山国立公園の最奥部にある菅野温泉はかつて「菅野で治らぬ病なし」とまで謳われた名湯中の名湯である。温泉宿の経営者はすらりとした長身で、岸辺一徳にそっくりな風貌の人だったが、体調を崩して 2008年に休業し、2011年には破産廃業となってしまった。以後しばらく買い手がつかず閉鎖されていたが、昨年から新しい経営者の下で建物の装いも新たに再開されたようである。札幌からはかなり遠いが、いずれ近いうちにまた入りに行ってみたいと思っている。往時の宿の様子は「こちら」

露天湯にて 


RICOH GR DIGITAL-3 / 2014年冬 / 旭岳温泉

旭川にて #4 


LEICA M9-P / SUMMILUX-M 50mm ASPH
冬曇りの過日、とくに当てもなく、カメラ片手にぶらぶら歩いていたら、この古本屋に何となく惹きつけられるものがあり、1枚撮ってみた。



そうしたら、軒下に店晒しになっているあの本がぼくを呼んでいたのである。「俺はここに居るよ」と。分かってるって。しかし君はたったの百円なのかい? 手に取ってみると、まったくの新品じゃないか! 千円出してもいいと思い、引き戸を開け、店主に千円札を差し出すと、お釣りがきちんと九百円きた。この本屋にはまた来なければなるまい。

APO-SUMMICRON 75mm ASPH #1 


LEICA M9-P / SUMMILUX-M 50mm ASPH / F1.4 開放



LEICA M-E / APO-SUMMICRON-M 75mm ASPH / F2 開放
このレンズは開放からキレキレに切れて、ズミルックス 50mm の描写がどことなく時代遅れでゆるいものに見えてしまうほどだ。



LEICA M9-P / SUMMILUX-M 50mm ASPH
しかし、何でも切れ味鋭く鮮明に写っていればいい写真かというと、なかなかどうして、そんなに奥の浅い世界ではない。自分が望む初冬の風情の表現においては、この1枚のように、ズミルックス 50mm のほうが遥かに勝っているように感じる。とは言いながらも、手前の小枝のピントの甘さ若しくはキレのなさが気になって気になって仕方がないことも事実である。アポズミクロンの 50mm だとどんなふうに写るのだろうか、なんて思ってみたり。困ったことだ。なかなか成仏できない。

アルプスの思い出 #6 


Canon 5D Mark lll / SIGMA 24-105mm F4 Art

アルプスの思い出 #5 


すでに標高 4000mを越え、ちょっと登るだけで息が切れてくる。気温はマイナス 5℃。つい先日まで 30℃越えのベルンで半袖で過ごしていたのが嘘のようだ。斜面を舐めるように雲が湧き上がり、あの登山パーティは間もなくガスに巻かれてしまうだろう。



Canon 5D Mark lll / SIGMA 24-105mm F4 Art

アルプスの思い出 #4 





Canon 5D Mark lll / SIGMA 24-105mm F4 Art

思案中… 


LEICA M-E / SUMMARIT-M 75mm F2.5
この本は自分が弱冠二十歳の頃からの愛読書。と言っても、もうかれこれ三十年も読み返していない。だからそろそろ読まなければと思い、書棚から引っ張り出しきて、こんな風に写真を撮ったりしているうちに、ふと思うところあり。自分はそろそろ人に見せるための写真ブログは卒業すべきではないのかと。ネコの真空行動のように突然そのような思いが脳内で弾け、以来、そうすべきかどうか思案中であります.....

去年の今頃は… 


LEICA M-E / SUMMILUX-M 50mm ASPH / 2014年11月30日
霜月末日の爽やかな日差しに誘われて、「よ~し、今日は 50mm1本で晩秋の風情を撮り歩くぞ~」と勇躍自宅を出たものの.....



途中で腹が減ってきて、普段はほとんど食べつけない中華料理をつい出来心で食べてしまった。すると案の定、食べてる最中から腹が張って腹が張って死にそうになり、残り全部(約2/3)を無理やり撮影助手に食べてもらい、真っ青になって自宅に帰還した。あれから丸一年、ぼくは中華をまったく口にしていない。しかし諸君! このまま中華にやられっ放しでいいのだろうか!? などと自分で自分に演説をぶちつつ、近いうちにまたチャレンジしてやろうと性懲りもなく画策している今日この頃である。