旅の途中

墓のこと 


LEICA M-E / SUMMILUX-M 35mm 球面
八十を過ぎても親父の遊び好きは一向に衰えを知らず、毎日毎晩、遊ぶことしか考えていない。そう遠くない将来に必ず死ぬのだから、もういい加減、自分の墓くらい自分で用意しておいてほしい。そのようにずっと要望し続けてきて、この度、とうとう親父が墓を建てた。そこは願ってもない美しい丘の上の霊園で、大雪山から十勝岳連峰を一望できる素晴らしいところなのである。その墓になら自分もいつか喜んで入りたいと思う。



LEICA M9-P / SUMMILUX-M 50mm ASPH
で、墓の前で待ち合わせをして、みんなで記念撮影をして、それから親父の快挙?を記念して旭川市内のホテルで一席設けた。これで親父にはいつ逝ってもらっても大丈夫だから、本当に良かった、笑。それにしても、その霊園は本来、規約上、親父が建てられるはずなど絶対にないところであるのに、斯々然々の裏技を駆使し、ほとんどゴリ押し状態で、書類申請をしてからわずか1週間で希望の区画をゲットすると同時に墓石を建ててしまったのだから、自分の親ながら凄いというか、呆れて物が言えないというか、始末に負えないというか、なんともはや(汗) とにかく、深夜に家を出て、親父と墓で待ち合わせするまで夜通し駆け続けていたのは、自分なりの喜びの表現であったのであります。