旅の途中

海上の斜光線 


Canon 5D Mark lll / EF70-200mm F4L IS
漆黒の水平線上に斜走する光あり。これを見て、内田百間の短編「件」を思い出した。件(くだん)とは体が牛で顔だけ人間の生き物で、生まれて三日で死ぬが、死ぬ前に重大な予言をすると言い伝えられている。主に凶作や疫病や戦争などの凶事を予言し、その的中率は100%である。この妙な生き物とこの写真がどう繋がるのか、くどくなるので説明は省くが、この写真を撮って以来、自分が件になった夢を見て、びっしょり寝汗をかいて夜中に目覚めることが多くなった。そろそろ本当に駄目かもしれない。なお、濃紺の空にトーンジャンプがあるように見えるかもしれないが、14bit RAWファイルのストレート現像なので理論的にそれはあり得ない。見えているのは大気の対流境界層である。