旅の途中

EF135mm F2L #1 


Canon 5D Mark lll / EF135mm F2L / 絞り開放 / およそ5mの距離から
EF135mm F2L はキヤノンユーザーの間で知る人ぞ知る「神レンズ」として絶賛されてきた逸品である。開放から素晴らしくシャープで、ボケの美しさはライカレンズに匹敵すると云われる。発売は 1996 年4月だから今月でちょうど丸 20 年を迎えたわけだ。ぼくは去年キヤノンに回帰して以来、このレンズがそろそろ手振れ補正付きになってリニューアルされるのではないかと様子を伺っていたのだが、どうもそれらしい気配は一向に感じられない。そうこうするうちに桜の季節が段々と近づいてきて、豊平館も誠に美しく化粧直しをしてくれたから、どうにもこうに待ち切れなくなった。



等倍画像の中央切り出しを絞り値ごとに比較してみた。F2 開放から十分にシャープであり、文句の付けようがない。20年も前にこれほどシャープなレンズを出していたとは、キヤノンの底力に改めて恐れ入った次第である。背景の枝のボケ方も F2 と F2.8 ではかなりの差が見られる。積極的に開放で使いたいレンズである。



また、重量バランスがとても良いから手振れもそんなに生じないし、巷間で言われているほど逆光にも弱くないように感じる。ひょっとするとキヤノンはレンズコーティングを改良しているのかもしれない。とにかく使い始めてほんの何枚か撮っただけで、もうこのレンズにベタ惚れになってしまった。この1本さえあればアポズミクロンの 75mm なんかもう要らないと思えるほどだ。う~ん。