旅の途中

戸惑う桜たち 







 
 

 
 

 
 

 
 

Canon 5D Mark lll / EF135mm F2L / LEICA M9-P / SUMMILUX-M 50mm ASPH / 2016-04-29
 
連休初日の朝は4℃と冷え込み、強風と雨になぶられて、せっかく咲いてくれた桜の花たちが可哀想だった。最初のうちは明るい桜を撮ろうと思っていたのに、体が冷えてくるにつれて、だんだんと寒々とした表現になっていった。ぶれないように速いシャッターを選んだが、きちんと三脚を据えて氷雨の無情を表現すべきであったかと、今頃になって悔やんでいる。それにしても峠では吹雪いてアイスバーンになっているとか。家に帰って暖かいものを体に流し込んで、酔うともなく酔うて空耳を聞いたか、家も酒もない桜たちの木霊か、どうかもうこれ以上、この国を痛めつけないでください、お願いです、お願いですと。